ウィザードリィ外伝1プレイレポート   ヴァニラのウィズ日記 act.7


私たちは今、異次元迷宮の内部を突き進んでいた。
私たちの力がある程度は通用するようになった為、一気に突き進むと言うわけだ。
目指すは・・・諸悪の根源ソークス・・・いくら、命が尽きようと負けない!!

まずは、地下5階から階段で地下4階へ・・・扉がいっぱい・・・とりあえず、適当なところに入ってみる。
しかし・・・私たちが扉を抜けた後ろにはただ、壁があるばかり・・・いわゆる、一方通行ドア・・・。
私たちも何度か体験しているのだが、それでも、かならず出る手立てがあるものだった。
しかし、それ自体が無く、あるのは次に進む異次元の扉だけ・・・先へ進めと言う事なんだろうか?

先へ進むしかないので、私たちは先へ進むことにする。
途中、新たな敵が私たちへと襲い掛かるが、レベルも装備も整った私達は、容易くは倒れることは無い
私としては、新たなモンスターたちのグロテスクな姿の方が問題である。

食虫植物のような大きな口を持つ蠍のような虫、ガルトズル
フサフサの毛並みだがとても触りたくない巨大毛虫、ベナムクロゥラー
毒ブレスを吐き出す巨大蜘蛛、ヘプラバレント
見た目はボールのようでまるで頭蓋骨の上半分を抜き出したような姿のボールビートル
そして、極め付けが様々な遺体を合体させたグロテスクな不死者、ラルバー

何が出てきるか分からない異次元迷宮・・・覚悟はしていたがいざ対峙するとなると、
どうしても、目を背けてしまう・・・。その上、今まで闘ってきた連中とは確実に強さの挌が違う・・・。
ガルドズルの高い攻撃力とクリティカル一気に10体以上は出てくるベナムクロゥラー
ヘプラバレントやラルバーの毒ブレスにボールビートルの高レベル魔法・・・。

コルツ(対魔法防御)バマツ(ACをー2する)で耐え切りながらも、私たちは進んでいく・・・。
しかし、2〜4階まで同じところをグルグル回っている気がしてならない・・確実に上へと進めないのだ。
次元の狭間、シャフト(強制移動)シュート(落とし穴)、階段を行ったり来たりしても、同じような所を
グルグルと回っている気がしてならない・・・じっさい、デュマピック(マップ表示)で調べてみたら、
私たちは、2〜4階を転々としていた事が分かった。

少し、考えようということでマロール(移動魔法)にて、町へ戻る事に・・・。
その間、アロイプレートアーマーや悪魔特攻のファウストハルバートといった
レアアイテムが手に入り、私たちは更に強くなっていく。

当然、レベルも上がりロードであるアリスグレイ全ての僧侶系魔法を覚えてしまっていた。
レイも少しは魔法使いの魔法を覚えていっているようだ。まぁ、私もだけど・・・。
そうやって強くなって、少しずつはあのグロテスクな魔物たちを倒せるようになるんだろうけど・・・。
とりあえず、私は奴等に会うのに憂鬱を覚えていた・・・見てて気持ち良いものじゃないもの・・・。

で、とりあえず情報を集めると、トリプルフロアというものではないかと言う事でまとまる。
要は3個の階層が1つの階層として存在していると言う事である。
だったら、3個のフロアは色々と関連性があると言う事になる。まだ、現場で調べることは多そうだ・・・。

で、色々と調べてみる。
分かった事は、キーポイントは地下3階なのではないかという事、
3階は大きなフロアに見えて中に小さな部屋が点在する地下5階のようなフロアなのだが、
部屋が5階の時より均等割されている。4マスづつの正方形の小部屋が48個有り、
2階と4階から様々な出入り口を通じて入る形になっているようだ。

そして、その小部屋に点在する不思議なプレート・・・何かあると言う事で、全て踏んでいく。
その間にも様々な敵が私たちを襲うのだけど・・・。

魔物の王と畏怖されるドラゴンや5階のそれとは比べ物にならない上級悪魔
外道に走りし魔道を極めし魔導師忍者といった上級職の人間達・・・。
私たちも彼らに負けない実力を備えてるはずなのだが、数で押されると流石に劣勢になってしまう。
それでも、私やクリスの補助魔法を頼りにレイ達が敵たちに切り込んでいく、ファウストハルバートの
悪魔特攻や達人の刀の攻撃力のおかげで、とりあえずはギリギリながらも無事に切り抜けていった。

そして、異次元迷宮地下3階の最後のプレートをやっとの思いで見つけると、
そこには、美しい泉が私達の眼前に広がっていた。迷宮に泉?変な話ではあるのだけど・・・。
とりあえず、グレイが泉を調べようとすると・・・雷の様な声で迷宮に声が響いてくる。


”我こそは、知恵の泉を守る者。何人たりとも、泉に触れてはならぬ。”



そう、その声と共に私たち目の前に現れた、知恵の泉の守護者”ミーミアー
数匹のアイスジャイアントと共に私たちの前にその巨大な姿を現した。

アイスジャイアントの攻撃力と凶悪なブレス・・・そして、ミーミアー自身の高レベルの魔法。
強い・・・!流石に知恵の泉の守護者を名乗るだけある・・・
魔法による攻撃が確実に私達を窮地においこむ・・・しかし、私とクリスのコルツ・バコルツで
ミーミアー自身を無力化、アイスジャイアント達もレイ達、前衛が片付ける。

私たちの被害もかなりの物だが、死闘を制したのは私達・・・そして、手に入ったのは不思議な宝珠
鑑定してみるとオーディンの瞳と言うアイテムだった。またの名を知恵の宝玉と言うらしい。
しかし、その名前を何処かで聞いたような・・・・?それも探索し始めて間もない頃に・・・。

そういえば、現実の世界の地下1階にそういう名前を見た事があることを思い出す。
私達はそれと思しき場所に言ってみる。地下一階の丁度中央の小部屋・・・。
私達がそこへ入ると、そこに見えるのは異次元の扉・・・レイの持つオーディンの瞳が怪しく輝いている
どうやら、オーディンの瞳がこの扉を開ける鍵になっているようだ。

しかし、これまでの疲労が私達を一気に襲う、
新たな強敵との死闘やワープや落とし穴の連続が、私たちを確実に蝕んでいたのだ・・・。
私達は決戦となるかもしれないと言う事もあり、一度町へ戻ることにした。
疲労困憊で決戦に臨んでも敗北は必至だから・・・最後の晩餐と言う事にしよう。

私達は、十分に強くなった・・・しかし、この胸に宿る不安はなんなのだろうか?
生きるか死ぬか分からない・・・私達は・・・生きてこの地を踏むことが出来るのだろうか?
不安ばかりが頭をよぎる・・・これまでの事がフラッシュバックしてくる・・・。
不安で不安で私の頭がパンクしそう・・・だけど、負けるわけにはいかない!!
それ以上の覚悟を持ち、気を強く持つ・・・私達以外では彼女の暴走を止めることができないのだから!
そう自分に言い聞かせながら、私は眠りについた・・・。

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